得意教科の作り方<国語編>

京都府公立高校の前期選抜や大学の指定校推薦など,作文や小論文を必要とする入試が増えてきました。 テーマも幅広く,志望動機についてから社会情勢についてなど多種多様な問題が出題されています。 第3回「得意教科のつくりかた」では,作文や小論文を書くにあたっての留意点を説明します。

① 「型」を身につける

スポーツにも「型」があるように,作文にも「型」があります。この「型」をマスターすることで, 短時間で作文や小論文を書けるようになります。また,高得点を狙うこともできます。 「型」には,大きく分けて三段構成(「序論」「本論」「結論」)と四段構成(「序論」「本論①」「本論②」「結論」) があります。「序論」では,これから自分の書きたいことを簡単に説明します。「本論」では,具体例を交えて くわしく説明します。「結論」では,これまで述べてきたことをまとめ,今後の展望を書きます。

② 自分の意見を必ず書く

読書感想文で「あらすじ」は書けても,自分の考えや思いを書くのに困ったことはありませんか。作文や小論文で差をつけるには,自分の強い意志や他の人とは違ったものの見方や考え方が必要となります。例えば,「なぜこの学校を志望しましたか?」という質問に対して,自分の言葉で相手に「なるほど」と納得させられるような理由を考えておきましょう。

③ 原稿用紙の正しい使い方を心がける

基本的なルールを間違うと減点の対象になります。

  1. 誤字(間違った言葉の使い方・書き方)や脱字(言葉の一部分の抜け落ち)をしない。
  2. 話し言葉はつかわない。(例) ×なので → ○だから  ×やっぱり → ○やはり
  3. 正しい句読点やかぎかっこの使い方をする。
  4. 「です」「ます」または「である」「だ」で統一する。
  5. 数字を使う場合は,「縦書きは漢数字」に,「横書きは算用数字」にする。

作文・小論文は,ある程度の慣れが必要です。何回か書いているうちに,自分にあった形ができてきます。入試の何ヶ月も前から文章を書く練習をしておけば,志望校合格にぐっと近づけるはずです。問題を解く前に,上記のことを思い出して文章を書いてみましょう。

<『研修館ネットワーク』7月号より転載>